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EasternDream 春の夜明け

朝日が入り、部屋が照らされる・・・ カナ:う〜ん、よく寝た・・・・ コンコンと扉をたたく音がする・・・ ちゆり:起きてるか?入るぜ。 カナ:準備ができたのかしら? ちゆり:その前に朝食だぜ。食堂まで連れて行ってやるぜ。 カナ:そういえばこっちに来てから何も食べてないわね。    この世界の食事っていったいどんなものなのかしら。 ちゆり:あっちの世界でいう外の世界の食事みたいなもんだぜ。     ただ、そんなに脂っこくはないけどな。     体にいいように作ってあるから、必然的にそうなるだけだがな。 カナ:で、味のほうはどうなの。美味しくなかったら意味がないじゃない?    食事は楽しむためにあるのよ。 ちゆり:大丈夫だぜ。味のほうも五味をうまく使って味付けしてるから、     かなりいけるはずだぜ。 カナ:そう。なら楽しみね〜。デザートは何かしら? そう言って二人は部屋を出た。 ちゆり:ところで御主人さまはもそろそろ戻ってきてもいい頃なんだけどな・・・・ カナ:ふ〜ん・・・?それより食堂ってどこ? ちゆり:そこの大きいドアの向こうだぜ。 なるほど、見てみると大きなドアがあり、 ちゆり:あけるぜ。 中はいかにも食堂というような場所。まさに学校の食堂。 カナ:ここ・・・どこよ。 ちゆり:うちのだいがk・・・いたっ! 岡崎:うそを言わない!ここは確かにうちの大学そっくりに作ってるけど、模擬空間よ。 霧崎:ちなみに作ったのはわたしだ。 とどこからともなく二人組が現れた。 ちゆり:だから椅子はないぜ・・・・・ くすくすくすくす・・・ カナ:面白いわね、あなたたち。 岡崎:どこがよ。 カナ:つっこみとボケ? ちゆり:なぜばれた!? 岡崎:はいはい、勝手に言ってなさい。 霧崎:雑談するのはいいが、座らないか?    それに料理もすでに用意できてある。 長いテーブルを見てみるとパンや野菜、スープなどの料理がのった皿が既に用意されていた。 カナ:学校の食堂なのに出てくるのは洋風・・・? 霧崎:何、気にすることはない。空間を使って取り寄せた。 カナ:どろぼう?ないよね〜・・・ 霧崎:ちゃんとお代は払った。 席に座ると、 霧崎:それでは召し上がれ。 ちゆり:いただくぜ。 岡崎:いただきます。 カナ:いただきます。・・・・おいしい! ちゆり:相変わらずあんたの作る料理はおいしいぜ。心は冷たいのにスープはあったかくておいしいぜ! 霧崎:ふふ、褒めても何も出ないよ。 岡崎:褒めたら料理が上達するけどね。あと調子に乗るからあまり褒めないように。 霧崎:露骨すぎるよ、まぁ相変わらずだね。 岡崎:一晩ぶりだけじゃない。 ちゆり:おーい、ご飯冷めちゃうぜ? カナ:美味しいものはできたてにいただくべきじゃないの? 岡崎:そうだったわ。 霧崎:そうだな。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ―――カチャ。 全員:ごちそうさまでした。 霧崎:ではわたしは後かたずけに行くよ。 カナ:わたしも手伝うわ。 ちゆり:じゃあまた後でな。部屋のほうにいとくから終わったらついていくぜ。 岡崎:わたしは先に装置のほうに行っておくから。 そういってそれぞれ今やることをやることにした・・・・ to be continue. 戻る