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氷霊 リフルの物語。

翌朝。 リフル:・・・来なかったみたいだな。時期をうかがってるのか? リーネ:そろそろ結界が切れるわ・・・ワヴルがいると楽なのにね・・・ リフル:あいつにまで迷惑は掛けさせないさ。 と二人が喋っていると、 ごそごそ・・・ 紺零:ん、んん〜。よく寝た〜。おはよ、お二人さん。    見張り、どうだった? と、起きたばかりの紺霊がやってきて、 ディスト:特に誰も来ていないみたいだな。争ったりした形跡がない。      近くに川があるみたいだからそこで顔でも洗ってくる。 紺零:わたしも〜 リーネ:・・・結界を張りなおしたわ。だから川までは誰にも見えないはずよ。     人間以外のものに襲われたら帰ってきなさい。 ディスト:では、行ってくる。 そう言って二人は川へと歩いて行った。 リフル:・・・この結界は人が入りずらくして、ここまで来れないようにするやつだよな。     あまり外に出すと、まずいんじゃないのか? リーネ:大丈夫よ。こっちから手出ししない限りね。     あと、あいつも近くにはいないし。 リフル:そうか?・・・まぁいいか。 一方、ディストたちは、川の近くまで来ていた。 ディスト:これで、さっぱりできる。 紺零:ん〜、ちょっとみんなには悪いけどこういうの贅沢だね〜。 ディスト:そうか?おれには普通だが・・・・ 紺零:滅多に外に出たことがないからね〜。新しいっていうか・・・    あれ、なにかな? ふと見ると大量に人影が・・・ ディスト:おい、あまり遠くに・・・      まずい! ??:川で不自然な音がする・・・誰かいるのかっ!? 感が鋭い人間が気配に気づき、“見えていない”という結界効力が切れた。 紺零:御前は・・・!! ディスト:ちっ、逃げるぞ!! そういうや否や紺零の元に駆け寄り・・・ ??:気づくのが遅い!! ディスト:く・・・・囲まれたか・・・ 小規模隊員全員に囲まれてしまった。 紺零:させるか!父上の敵!! ??:そういえば、そうだったな。わたしはお前の親父を殺したのだったよ。くくっ。    裏切るのは簡単だった。もとよりこのためにわたしは遣わされていたのだから・・・ ディスト:相変わらずの減らず口だ。コロイド。 コロイド:そういえばあんたにはいろいろと世話になったなぁ・・・      恩返しを今させてもらうぞ。まさか、本物に当たるとは思いもしなかったが・・・      二人程度、このわたしのてきでないわ!まずはディスト、お前からだ。かかれ!! うぉぉぉー!!という掛け声とともに、一斉にディストに襲いかかった。 ディスト:雑魚がいくら集まってもつまらんだけだ。この腕一本で十分・・・      翔破昇龍! そう言って紺零から少し離れた場所に向かい回転しながら拳を放ち・・・・ ディスト:紺零、逃げるぞ! コロイド:逃さん、エアスラッシャー! だが、いつの間に剣を出したのか 紺霊:させない!!散沙雨! 空気の波動が直線的にはなたれ、紺霊のほうに・・・ 紺霊:くっ、届かない・・・・ ディスト:その技にはまずい!!ちっ、借り物だからまだ分からないが・・・・      地爆斬! 到着する直前に地面からの衝撃で打ち消しあった。 紺零:うわっ・・・ コロイド:もらったぁ!!十文字斬!! 紺零に接近し縦と横の素早い切りを放った。 紺零:!! ・・・カンッ!!と、大振りな切り上げが入ったと共に ディスト:登竜門・・・ コロイドの持った剣がぶっ飛び、 ディスト:解!! 衝撃波でコロイド自身もぶっ飛んだ。 紺零:・・・止めを刺してくる・・・ ディスト:やめておけ。復讐なんて意味がない。コロイド。これに懲りたらおれたちに二度と近づくな。 コロイド:・・・ぐ・・・ 小隊は隊長がやられたのと同時に散り散りになっていたが、 ディスト:今は追うな。止めを刺す意味なんてない。さっさと顔洗いなおして帰るぞ。 紺零:わかった。 ディスト:・・・分かりがいいな。お前にしては。 紺零:懲りたもの。なんてね〜。 ディスト:・・・ 紺霊:かえるよ〜、ほら。 ディスト:ああ・・・ 納得がいかないまま、二人はリフル達のいる場所へ帰って行った。 to be continue. 戻る