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氷霊 リフルの物語。

家の中では・・・ 紺零:(あいつは賢すぎて利用できない・・・)    ・・・ついてないなぁ・・・ ディスト:いや、運はいいほうだ。帰るまでの宿が手に入ったんだ。      そこら辺でのたれ死ぬよりましだろ。あんただったら確実に死んでたな。 紺零:はいはい・・・ ガチャッと音がするとドアが開き、 リフル:食料とって来たけどそっちはどうか? ディスト:ちゃんと準備はしたぞ。 紺零:じゃあ、ご飯だね〜。あっ、それって鮎じゃないの? ディスト:ほんとだな・・・ここは結構自然が豊富なんだな・・・ リフル:そうだな。あまり手が入っていない地域だから、     集落も小規模なのが近くにあるぐらいだけだしな。 ガタガタガタ――― 紺零:ご飯できたみたい。火、消してくるね。 ディスト:じゃあこっちは鮎を焼くか。 リフル:火と焼く準備をしといてくれるか? ディスト:わかった。 リフル:じゃああたいは、下処理をしとくから、先に終ったら皿をあっちの棚から取っておいてくれ。 そう言ってリフルは鮎を洗い、えらと鱗をとり、内臓を取り出し、ふり塩をして、 紺零:こっちにある大根、すってていいかな? リフル:そこの右下にポン酢があるから、後で入れておくといい。 紺零:ん〜、わかった〜。 火の跳ねる音がするなか、 ザっ、ザっ、ザっ・・・ 紺零:よし、すりおわった〜。あとは、ポン酢をっと・・・・ とぽとぽと注ぐ音がし、 ディスト:焼き終わったな。 紺零:こっちもできたよ〜 リフル:じゃあ、盛りつけて食うか。 早々に盛り付けが終わり、 三人:いただきます。 紺零:リフルさんは、どうしてこの世界に来たの? リフル:・・・ある妖精を探している。契約を果たすために。 紺零:契約?それっていったい? リフル:あたいの過去と未来と今にかかわるものだ。制約ともいうか。 紺零:でも、なんでそんな面倒な事を? リフル:理由は簡単だ。誰かを救いたい、それだけだ。     いや、理由なんていらないな。ただ、そこにいるやつがそこにいるべきだと思っただけだ。 紺零:・・・ふふっ。面白いやつだね〜。 リフル:そうか?あたいはただ、自分がやりたいようにやってるだけだ。 ディスト:天才っているんだな。自分がやりたいことが真理であるやつはめったにいないものだが・・・・      紺零にも見習ってほしいものだ。 紺零:それはあなたじゃないのかな〜。 リフル:二人は仲がいいな。 紺零・ディスト:そんなことない! リフル:ほら、口調までそっくりだ。 ディスト:まぁ、それはそれとしてこれからどうする?      武器はまともなのがないから取りにかえったとしても、死にに行くようなものだし、      とりあえず近くの町を探すか? 紺零:・・・この世界の特徴って何? リフル:・・・! ディスト:そうか・・・・この世界がどういう場所かわからないんだったな。 リフル:妖怪と人間が入り混じった世界だ。しかしあんたって意外と・・・ 紺零:そう、じゃあ手伝いを頼めそうなのはいるのかしら? リフル:まだ、いないな。 ディスト:いないなら、戦えるのは3人だけか。      ごちそうさま。 紺零:ごちそうさま〜。戦力全然足りないね〜。 リフル:わたしは、“まだ”いない、といったが? 紺零:!! リフル:そう、まだ来ていないだけだ。     まだ・・・な。 to be continue. 戻る